コース概要
2日目 白馬岳頂上宿舎ー旭岳ー白馬岳ー小蓮華岳ー白馬大池ー栂池
1日目は好天のもと大雪渓を登り白馬三山を満喫しました.
2日目は正式なルートのない旭岳に登り一服して、白馬岳から小蓮華岳、白馬大池を経由して栂池に降りる計画です.
山行記録
白馬岳頂上宿舎から旭岳へ
懸念していた風もなく拍子抜けするほど穏やかな夜でした.ぐっすりと眠り、気持ちの良い朝を迎えることが出来ました.コーヒーと簡単な食事をしながら身支度を整えます.旭岳への往復に備え必要最小限の荷物で出発しました.
主稜線に出て、旭岳を目指します.
2箇所ほど雪渓・雪田を通過する箇所がありました.
朝の雪渓は雪が締まり、チェーンスパイクがよく効いてくれます.
雪渓を渡り切るとガラガラと石が積み上がったトラバースの道になります.
旭岳にはオフィシャルな登山道はありません.頂上に続くルートはいくつかありそうですが、比較的安全と思われる南西方向からアプローチすることにしました.写真の標識が目印になりました.
地形をよく見て安全に登れそうなルートを探ります.ちょっとした冒険感がありわくわくしました.
振り返ると絶景が広がります.この日は槍ヶ岳辺りまでくっきりと見えました.
(振り返って)岩稜の尾根に出ました.尾根を歩くあきさん.
山頂が間近に見えてきました.
無事に山頂まで登って来れました.
山頂からは360度の絶景が楽しめます.
山頂の絶景を満喫した後、同じルートを辿って降りてきました.
白馬岳山頂へ
テント場に戻り荷物をまとめ出発します.
子供時代に家族で白馬山荘に宿泊した記憶がぼんやりとよみがえりました.
白馬山荘からの景色も絶景です.
頂上まであと少し…
白馬岳山頂に到着しました.山頂には一際目を惹く立派な展望図指示盤があります.
この指示盤は50貫(約190kg程)もの重さがあるようですが、何と小宮山 正さんと言う強力の方が担ぎ上げたとのこと.そのストーリーは新田次郎の『強力伝』という小説で読むことが出来ます.
小蓮華岳を経て白馬大池へ
山頂を辞して栂池方面に進みます.ここから先の稜線も実に素晴らしく堪りませんでした.
雪倉岳・朝日岳の眺望.いつか歩いてみたいです.
素晴らしい稜線歩きが続きます.
小蓮華岳が近づいてきました.
三国境までやってきました.ここで栂池方面と雪倉岳方面の道が分岐しています.
小蓮華岳も大きな山容の山です.
(振り返って)白馬岳から辿ってきた稜線が一望出来ました.何とも美しい曲線です.
小蓮華岳のピークに着きました.あまり実感が湧かなかったのですが、こちらは新潟県の最高峰のようです.
小蓮華岳は信仰の対象となっていたようで、山頂には鉄剣がおさめられています.
小蓮華岳から少し下ったところで夏毛の雷鳥に遭遇しました.
次第にガスが広がってきました.ガスの合間に姿を見せた白馬大池に向けて進みます.
白馬大池が目前に迫ってきました.湖畔でテント泊したら最高なんやろな〜
白馬大池の美しさにしばし見とれました.
白馬大池山荘では食事の提供がなされており、美味しいチャーハンとキリッと冷えた氷結を頂きました.
栂池に下山する
お腹を満たし少しお酒を頂き、幸せな気分で乗鞍岳に向かいます.緩やかな登りを少し登って
乗鞍岳頂上に着きました.こちらからは下り基調の道になります.
山頂から少し下ったところに雪渓があります.慎重に下りました.
雪渓を超えたあたりから道は大きな岩がころがる歩きにくい道になり、足元に注意しながら進みます.
ゴーロの道を頑張って下っていると眼下に天狗原の眺望が見えてきました.
しばし歩きにくい道が続きましたが
天狗原まで降りてくると、突如として木道が姿を現しました.
木道から白馬岳神社のお社が見えました.
こちらにも小さな雪田がありました.
雪田を渡ると再びゴロゴロした道が再開します.
無事に下山しました.
栂池ヒュッテで栂池の雪解け水で作ったという『雪どけサイダー』を頂き、あきさんと素晴らしい山行を祝福し合いました.山行の充実感もあり美味しいサイダーが心まで染み込むような心地がしました.
栂池自然園駅まで歩いて栂池ロープウェイとゴンドラリフトイヴを乗り継いで下山しました.
翌日
翌日大好きな白馬の林檎舎さんに立ち寄りました.
『そば三昧』を頂きました.最高でした!